技術情報管理

日付による設変

Change Based on Date

設計変更の実施時期を日付で指定する方法である。即時に変更が必要な場合は、その日を変更実施日として指定する。また、材料や治工具が使えるようになるまでとか、旧部品の在庫を考慮するなどして、変更実施までにある程度の期間を必要とする場合は、設計変更が可能となるであろう日を推定している。
図は、部品bを83年11月10日まで使い、11月11日以降、部品dを使う例である。このような設計変更の開始(From)、終了(To)の情報は部品表の中の製品構成に設定される。MRPでは、算出された所要量の作業着手日と設定された設変情報とを見比べて、着手日の時期に該当する品目を選択する。日付による設変は、その考え方および対処が簡単なことから、設変方法として、最も多く採用されている。

mrp_162.jpg