20 反日の中国、新日のタイ
2016.03.25
コボリ
コボリ
コボリ
コボリ
コボリ
コボリ
モメさん、僕の名前をすぐに覚えて、すごく優しく接してくれました。おかげで、脈があるんじゃないかなんて思ってしまって・・・・・・
はっはっは! もしかしてモメさん、コボリさんの苗字が云々かんぬんと、おっしゃってはいませんでしたか?
フジイコボリ
そういえば、映画がなんとかと言っていたような・・・・・・
ああ、それですね。タイ人の女性なら、コボリさんのこと、誰でも知っていますよ。それどころか、好意のまなざしで見てくれるでしょう。私も、タイにいたときはよくコボリ、コボリと声を掛けられたものです
フジイコボリ
えっ、どういうことでしょう? 僕、タイでそんなに有名人なんですか?
タイに『メナムの残照』という小説がありまして。舞台は戦時中、日本の将校・コボリさんと、タイの村娘との悲しい恋物語です。国民的な大ヒット作で、何度も映画化されて、世代を超えて親しまれているんですよ。だから、日本人男性イコール『コボリ』という連想になるんです
フジイコボリ
そうか、どうりで、タイに行ったとたん、女性に大歓迎されたのか。さすが親日国だなあと、中国とのギャップに驚いていたのですが。そんな事情があったのですね
コボリさん、ちょっぴり残念だったんじゃないですか?
フジイコボリ
いえ、そうでもないですよ。というのも、タイの女性はなかなか情熱的で、お相手をするのは大変だと、現地の同僚から聞いていましたから
ほう
フジイコボリ
タイの女性は心配性で、嫉妬深い。だから、浮気していないか、常に彼や夫の携帯電話をチェックするのだそうです。そんなの、息苦しくってたまらないですから
なるほど、愛されすぎるのも考えものですね
フジイ